ポイント:処女でも、タンポンや月経カップは一般に使えるとされています。使ったことで「処女でなくなる」こともありません。入りにくい理由で多いのは、緊張と入れる角度です。何度試しても入らない、痛みが強いというときは、婦人科で相談できます。

処女膜は、穴をふさいでいる膜ではありません

「処女だとタンポンが入らないのでは」と心配して、試せずにいる人もいます。けれど処女膜は、膣の入口のふちにある、ひだのような粘膜です。はじめから開いていて、生理の血もそこから出てきます。

形や厚みには個人差があります。開いている部分が小さめの人もいれば、ほとんど目立たない人もいます。くわしくは処女膜の正しい知識に書いています。

タンポンを使うと「処女でなくなる」?

なりません。処女かどうかは、性行為をしたことがあるかどうかを指す言葉です。生理用品を入れたかどうかで変わるものではありません。

入れたときに処女膜が少し伸びたり、ごく小さく傷ついて少しだけ血が出たりすることはあります。それで何かを失ったことにはなりません。見た目や体で経験の有無は分からない、という話は処女ってバレる?にもあります。

はじめてのタンポン、入れやすくするコツ

  • 細いサイズ(「ライト」「スリム」などの表示)で、アプリケーター(筒)つきのものを選ぶ。指で押しこむタイプより、向きがつかみやすいです。
  • 生理の量が多めの日に試す。乾いていると、すべりが悪くて入りにくくなります。
  • 便座に浅く座るか、片足を台にのせる。しゃがんだ姿勢のほうが入れやすい人もいます。
  • まっすぐ上ではなく、背中(腰)のほうへ斜めに入れる。膣は体の後ろ側へ傾いています。
  • 入口で止めずに、筒の指をそえる位置まで入れる。浅いと、歩いたときに違和感が出やすいです。

入れたあとにゴロゴロした感じが強いときは、たいてい浅すぎます。いったん抜いて、新しいものでやり直してください。

入れておく時間は、製品の説明書にある時間を守ってください。長く入れたままにすると、まれにトキシックショック症候群という重い病気につながることが知られています。急な高い熱や発疹、吐き気が出たら、すぐに取り出して医療機関に連絡してください。

月経カップは、タンポンより少し慣れが要ります

月経カップは、やわらかいシリコンなどでできたカップを折りたたんで入れ、中で開かせて血をためるものです。タンポンより太さがあるので、はじめての人には小さいサイズや、やわらかめの素材が向くと言われます。

折り方を変えると、入れるときの太さが変わります。取り出すときは、ふちを指で押して吸いついているのをゆるめてから引きます。そのまま引っぱると痛みが出やすいです。

うまく使えるようになるまで、何回か生理をまたぐ人もいます。最初の数回はナプキンと一緒に使えば、もれても慌てずにすみます。洗い方や消毒のしかたは、製品の説明書どおりにしてください。

入らない・痛いときは

入らない理由としてよく言われるのが、緊張です。怖いと、入口のまわりの筋肉がひとりでに締まります。息を止めていないか、肩に力が入っていないかを確かめて、ゆっくり息を吐きながら入れてみてください。体と緊張のつながりは緊張すると痛いのはなぜ?にあります。

押しこむのはやめましょう。その日はナプキンに戻して、次の生理でまた試せば十分です。

何度試しても途中で止まる、痛みが強い、入れたあとに出血が続くというときは、婦人科で相談してください。処女膜が厚いなど、体のつくりが理由のこともあり、診てもらうと分かることがあります。処女でも婦人科には行けます。内診が不安なら、先に処女でも婦人科に行ける?を読んでおくと、当日のことが想像しやすくなります。

初体験の練習になる?

タンポンで入口の場所や角度を知っておいたら、初体験のときに少し落ち着けた、という人はいます。

ただ、タンポンと性交では、太さも、相手がいるときの緊張も違います。タンポンが入ったから初体験も痛くない、とは言えません。入らなかったから初体験は無理、ということでもありません。体を少しずつ慣らす方法は、処女の「ほぐし方・慣らし方」と膣拡張グッズ(ダイレーター)の使い方にあります。

しょじょ卒のサポートは、20歳以上の方が対象です。

いいえ。処女かどうかは性行為の経験を指す言葉で、生理用品を使っても変わりません。出血が続く、痛みが強いときは婦人科で相談してください。
一般には、細いタンポンのほうが入れやすいと言われます。月経カップを使いたい場合は、小さいサイズから試す人が多いです。
処女であること自体より、緊張と入れる角度が理由のことが多いです。何度試しても入らないときは、体のつくりの理由もありうるので、婦人科で相談できます。
聞いてかまいません。「入らない」「痛い」という相談として受け付けてもらえます。