知られる前に、済ませたい

付き合って半年の彼氏がいる、という相談でした。処女だと言えないまま、誘われるたびに理由をつけて避けてきた。仕事が忙しい、体調がよくない、また今度。そろそろ理由が尽きてきた。彼に知られる前に、経験しておきたい。最初のメッセージには、そう書いてありました。

何が怖いのかを分ける

やり取りの中で、まず聞いたのは「彼に知られたら、何が起きると思いますか」でした。

返ってきたのは「重いと思われる」「がっかりされる」「面倒だと思われる」。痛みの話は、一度も出てきません。怖かったのは、はじめてのことそのものより、彼の反応でした。

もう一つ聞いています。「彼は、これまでにあなたを笑ったり、急かしたりしたことがありますか」。答えは「ないです。たぶん、優しい人です」。

道は一つではない

りょうからは、選べる道を並べています。しょじょ卒を使うこともできる。使わずに、彼にそのまま話すこともできる。どちらを選んでも、間違いではない。決めるのは本人です。

使う場合に残ることも、正直に書きました。彼に言わないまま済ませると、その秘密はずっと本人の中に残ります。それを平気だと思える人もいるし、思えない人もいる。

そのうえで、もし話すならどう言うかを一緒に考えました。長い説明はいらない。「はじめてだから、ゆっくりがいい」。それだけ伝えれば足りるかもしれない、と。本人は、その一文をメモに保存したそうです。

二週間後

二週間ほどして、メッセージが届きました。「彼に話しました。拍子抜けするくらい普通でした。なのでサポートは大丈夫です。ありがとうございました」。

それで、この相談は終わりです。やり取りは本人の希望で削除し、こちらからはそれ以降連絡していません。

使わずに終わる相談もある

相談だけで終わるのは、失敗ではありません。サポートが必要ないと分かったなら、それがいちばんいい結果です。迷っているなら、迷っていることをそのまま相談してください。

パートナーがいる方の相談では、こういう終わり方は珍しくありません。