先に結論:経験人数の平均は、調査によって数字が大きくぶれます。自己申告であり、しかも正直に答えにくい設問だからです。
- 男性は多めに、女性は少なめに申告する傾向があると指摘されてきました。
- 平均は一部の極端な数字に引っ張られるため、実感とズレます。
- そして、聞かれても正直に答える義務はありません。
「経験人数 平均」で調べる方の多くは、0人であることが引っかかっているか、これから聞かれたときどう答えるか困っているかのどちらかだと思います。どちらにも触れます。
なぜ数字が信用できないのか
各種調査で示される女性の平均経験人数は、数人程度とされることが多いのですが、調査ごとの幅がかなり大きいのが実情です。理由は3つあります。
- ① 自己申告である。検証のしようがありません。しかも社会的な評価が絡む設問なので、正直に答えられにくい。男性は多めに、女性は少なめに申告する傾向が、複数の研究で指摘されてきました。同じ集団を調べているのに男女の平均が合わない、という現象が起きます。
- ② 平均が極端な値に引っ張られる。ごく一部の非常に多い回答が、全体の平均を大きく押し上げます。「平均◯人」と言われても、多くの人がそこにいるわけではありません。中央値のほうが実感に近い数字になります。
- ③ 「経験」の定義が調査によって違う。何を1回と数えるかが揃っていません。
この「平均が実感とズレる」構造は、処女卒業の平均年齢とまったく同じです。平均という言葉は、思っているほど「みんな」を表していません。
0人であることについて
経験人数0は、統計上まったく珍しくありません。20歳で約54%、25歳で約33%、30歳で約25〜28%が未経験という推計があります(年齢別統計まとめ)。30歳の職場に10人いれば、2〜3人はそうだという規模の話です。
ただ、この数字を知っても気持ちが軽くならないことも、よくわかっています。問題は「珍しいかどうか」ではなく、「言えないこと」のほうにあるからです。ご相談でも、経験の有無そのものより、隠していることの疲れを話される方のほうが多いです。
聞かれたときにどう答えるか
現実的な話をします。経験人数を正直に答える義務は、誰にもありません。これは嘘を推奨しているのではなく、プライバシーの範囲だという意味です。年収や病歴を必ず開示しないのと同じことです。
答え方はいくつかあります。
- はぐらかす。「あんまり数えてない」「その質問、答えなきゃだめ?」。多くの場面でこれで足ります。
- 質問し返す。「なんで知りたいの?」。理由を聞くと、たいてい引き下がります。
- 正直に言う。信頼できる相手で、言ったほうが楽なら。伝え方は彼氏に処女だと伝えるべきかにまとめています。
そして、これは覚えておいてほしいのですが、この質問を執拗にしてくる相手は、それ自体が判断材料になります。答えをはぐらかしたときに不機嫌になるかどうかを見てください。人数で相手の価値を測る人は、他の場面でも同じように人を測ります。
嘘をついたほうがいいのか
「嘘をついたほうが楽なのでは」と考える方もいます。判断はご自身次第ですが、実務的な注意点だけ。
「経験があることにしておく」と、痛みや不安を言い出しにくくなります。これは実際に困る場面が出てきます。初めてであることを相手が知らないと、ペースを合わせてもらいにくく、痛みが出たときに止めてもらいにくい。体の安全に直結する部分なので、そこだけは伝えておくことをおすすめしています。
人数を伏せることと、初めてであることを伝えることは、両立します。「詳しくは言いたくないけど、ゆっくりしてほしい」で十分伝わります。
まとめ
- 経験人数の平均は自己申告で、調査ごとにぶれる。当てにする意味が薄い数字。
- 0人は統計上まったく珍しくない。
- 聞かれても答える義務はない。ただし「初めてであること」は、安全のため相手に伝えたほうがいい。
まずは相談だけでも大丈夫です。相談は無料です。